vol.3 モンゴリアンカシミヤのバランス感
長く着られるオリジナルのカシミヤアイテムをつくりたいと決意したZUTTOですが、ではどこのカシミヤで、どういうものをつくろうか。バランスの良いカシミヤを探していた中、ご縁があってモンゴルのカシミヤをご紹介いただきました。
・持続性とトレーサビリティ
今回ZUTTOのカシミヤアイテムの製造を依頼した工場は、SUTAINABLE FIBERE ALLIANCEという、モンゴルや中国でのカシミヤの持続可能な生産を目指した認証団体に加盟しています。この団体では、カシミヤ山羊の生育及び関連工場が自然環境に与える影響を少なくするための取り組みを行い、アニマルウエアフェアの活動を監視し、労働者の公正な雇用と労働条件、児童労働の防止、伝統的な地域社会の保護などを掲げています。
このように、カシミヤの品質や製造背景に魅力があることが第一ですが、カシミヤ工場とほぼ直接やり取りができることで中間マージンが発生せず、最終的なカシミヤセーターとカーディガンの価格が釣り上がることなく、理想としていた品質と価格のバランスが取れたことも、選んだ要因です。
どんなに良いものであっても手に取りたいと思えるストーリーと品質、そして納得のできる価格でないと意味がありません。今回、わたし達がモンゴリアンカシミヤを選んだのはこういった経緯がありました。
次回は、展開予定のセーターとカーディガンのデザインについて。1stサンプルをお見せしながらご紹介していきます。