モンゴルカシミヤセーター
2024年11月販売開始予定
手にした瞬間始まる、カシミヤとの特別な旅。
モンゴルの雄大な自然に育まれたカシミヤから生み出す、シンプルで長く愛用したいニットシリーズがこの秋登場します。着るたびに感じる柔らかさ、暖かさ、そして心地良さ。お手入れをしながら大事にすると、まるでその愛情に応えるようふっくらと空気を含み育っていきます。この変化は、あなたとの絆が深まっていく証。他の誰のものでもない、あなただけの一着へとなっていきます。
「愛着を持って長く着る。」簡単そうで難しいこの理想に近づくために、選んだ素材はカシミヤでした。繊細なイメージのある素材ですが、正しい扱いをすれば実は長く愛用できるアイテム。知れば知るほど魅力を感じるカシミヤについて、紐解いていきましょう。
このコンテンツはカシミヤシリーズ販売開始までの間、不定期で更新し情報をお届けします。なぜカシミヤアイテムを展開するのか、なぜモンゴルなのか、ものづくりの背景を知っていただくためのよみものです。
’24/9/10
オフィシャルアンバサダーを募集いたします
今後ZUTTOをより良くしていくため、一緒にものを作り、ブランドを広げていくために協力してくださるメンバーを募集いたします。
ブランド全体のサービス向上についてはもちろん、今後展開するアイテムやプロジェクトに関わっていただき、着心地や使い心地を試してもらったり、ご意見を伺い、ものづくりに反映させていきたいと思っています。
これまでZUTTOからの発信を受け止め、共感してくださった皆さまと一緒にものづくりをしていくことでより広い視点で、良いものを形にしていくことができると信じています。
アンバサダープログラムの第一弾は、今回ご紹介しているオリジナルのカシミヤセーター・カーディガン。アンバサダーに選ばれた方にはプレゼントいたしますので、販売開始前に実際に手にし、触れて、着ていただきます。「試着」ではなくあなたのワードローブの中の一着として迎えてもらい、お手持ちのお洋服と合わせて着てみてください。1日着て一緒に過ごしたら休ませて、また別の日に別のコーディネートで着て、ブラッシングなどのお手入れをしてみてください。つまり、あなたの他のお洋服と同じように着回して、愛着を持って接していただきたいのです。
そして、手触りや着心地、サイズ感、どういうコーディネートが良かったなど、あなたの感想やご意見をぜひZUTTOに教えてください。いただいた感想はZUTTOのサイトやメルマガに活用させていただきます。
好きなアイテムを選択してご応募ください
カシミヤクルーネックセーター3色、ボタンレスカーディガン3色の合計6アイテムの展開ですので、各アイテム1名のアンバサダー、計6名を募集いたします。どのアイテムの何色を着てみたいか、応募フォームで好きなものを選んでくださいね。
お応募多数の場合は、恐れ入りますが抽選とさせていただきます。もし今回選ばれなかったとしても、今後別のアイテムやプログラムのアンバサダーとしてまたご連絡させていただくことがありますので、その際はご協力いただけますと嬉しいです。
-
・ZUTTOの会員であること(登録無料)
・カシミヤアイテムをお送りした後、ZUTTOへフィードバックをくださる方
・ZUTTOブランドを一緒に作り、広げてくださる方
-
2024年9月10日(火)〜9月23日(月)
-
9月25日(水)
※当選者にのみメールにてご連絡を差し上げます
‘24/08/28 vol.3
モンゴリアンカシミヤのバランス感
長く着られるオリジナルのカシミヤアイテムをつくりたいと決意したZUTTOですが、ではどこのカシミヤで、どういうものをつくろうか。バランスの良いカシミヤを探していた中、ご縁があってモンゴルのカシミヤをご紹介いただきました。
ここでいうバランスとは、「品質」と「価格」のこと。カシミヤアイテムは、セーターにしてもマフラーにしてもウールと比べるとやはり高価なもの。もちろん、カシミヤ山羊の希少性があるので当然のことなのですが、セーター1枚10〜15万円がザラにあるカシミヤ業界。素材の本当の価値が分からなくなるような値段設定が蔓延る中、安価なものを追求したい訳ではなく、適切で手の届くもの、そして長く愛用できるカシミヤがあればと探していたところ、品質と価格に納得のいくものがモンゴルのカシミヤでした。
モンゴリアンカシミヤの特徴
・カシミヤの中でも超長毛である
モンゴリアンカシミヤの毛は平均40mm以上で、一般的なカシミヤ毛より6-8mm長いと言われています。毛が長いことのメリットとしては、丈夫で耐久性の高い製品となること。また、長い繊維は互いにより強く絡み合うため、表面からの繊維の脱落が少なくなります。これにより、ピリング(毛玉)が出来にくく、製品の外観が長く美しく保たれます。
そして、繊維が長いことは実は生産時の廃棄ロスの少なさにも繋がっています。それにより余分なコストが発生せず、最終価格も抑えられるのです。
・伝統的な生活様式=自然環境への配慮がある
近年、ファストファッションブランドによる使用でカシミヤをより安価に採取しようと、一部地域のカシミヤ山羊の過放牧が問題になっています。本来、遊牧民の家畜として1年を通して一緒に移動しながら生活してきたカシミヤ山羊ですが、一部地域では商業的な側面を重視して定住したことで、山羊が牧草地を荒らし砂漠化が進んでいると聞くことがあります。
今回カシミヤの素材調達を依頼した遊牧民たちは、カシミヤ山羊を自然放牧する伝統的な暮らしをしており、彼らのカシミヤ山羊は1日15km程度自由に移動してストレスなく豊かな自然の中で育っています。山羊が草を食べても移動して、移動している間にまた草が生えてくる、牧草地の自然再生の機会を輪作のような形で自ら創出しています。
そうした自然な良環境にいるからか、採取される柔毛は他国と比べ一頭あたり20%ほど多いそうです。
・持続性とトレーサビリティ
今回ZUTTOのカシミヤアイテムの製造を依頼した工場は、SUTAINABLE FIBERE ALLIANCEという、モンゴルや中国でのカシミヤの持続可能な生産を目指した認証団体に加盟しています。この団体では、カシミヤ山羊の生育及び関連工場が自然環境に与える影響を少なくするための取り組みを行い、アニマルウエアフェアの活動を監視し、労働者の公正な雇用と労働条件、児童労働の防止、伝統的な地域社会の保護などを掲げています。
このように、カシミヤの品質や製造背景に魅力があることが第一ですが、カシミヤ工場とほぼ直接やり取りができることで中間マージンが発生せず、最終的なカシミヤセーターとカーディガンの価格が上がることなく、理想としていた品質と価格のバランスが取れたことも、選んだ要因です。
どんなに良いものであっても手に取りたいと思えるストーリーと品質、そして納得のできる価格でないと意味がありません。今回、わたし達がモンゴリアンカシミヤを選んだのにはこういった経緯がありました。
次回は、展開予定のセーターとカーディガンのデザインについて。1stサンプルをお見せしながらご紹介していきます。
FEATURES
カシミヤものづくりのよみもの
’24/08/08 vol. 2
自然がもたらすカシミヤの機能性と美しさ。
カシミヤの機能性はなぜ「長く愛用する」という点につながるのでしょうか。ポイントは「普遍性」だと考えており、時代や流行、年代に左右されない上品な輝きは何年経っても色褪せることがありませんし、使いこむほどに味わいが増し着る人との絆を深めていく素材だと理解を深めていきました。
‘24/07/26 vol. 1
カシミヤを選ぶ理由。
カシミヤは暖かい。けれど繊細で扱いが難しそう。そんなイメージがあったカシミヤ素材ですが、その一つ一つの理由を探ってみることにしました。まず暖かさの理由から。他の毛のものとは何が違うのでしょうか。
Gallery
Cashmere Crewneck Sweater & Cardigan