モンゴルカシミヤセーター
2024年11月販売開始予定
手にした瞬間始まる、カシミヤとの特別な旅。
モンゴルの雄大な自然に育まれたカシミヤから生み出す、シンプルで長く愛用したいニットシリーズがこの秋登場します。着るたびに感じる柔らかさ、暖かさ、そして心地良さ。お手入れをしながら大事にすると、まるでその愛情に応えるようふっくらと空気を含み育っていきます。この変化は、あなたとの絆が深まっていく証。他の誰のものでもない、あなただけの一着へとなっていきます。
「愛着を持って長く着る。」簡単そうで難しいこの理想に近づくために、選んだ素材はカシミヤでした。繊細なイメージのある素材ですが、正しい扱いをすれば実は長く愛用できるアイテム。知れば知るほど魅力を感じるカシミヤについて、紐解いていきましょう。
このコンテンツはカシミヤシリーズ販売開始までの間、不定期で更新し情報をお届けします。なぜカシミヤアイテムを展開するのか、なぜモンゴルなのか、ものづくりの背景を知っていただくためのよみものです。
オフィシャルアンバサダーを募集いたします
9/30 募集は終了いたしました。多くのご応募ありがとうございました。
’24/9/23
今後ZUTTOのものづくりをよりお客様に寄り添ったものにしていくため、一緒にものを作り、ブランドを広げていくために協力してくださるメンバーを募集いたします。
サイト全体のサービス向上についてはもちろん、今後展開するアイテムやプロジェクトに関わっていただき、着心地や使い心地を試してもらったり、ご意見を伺い、ものづくりに反映させていきたいと思っています。
これまでZUTTOからの発信を受け止め、共感してくださった皆さまと一緒にものづくりをしていくことでより広い視点で、良いものを形にしていくことができると信じています。
アンバサダープログラムの第一弾は、今回ご紹介しているオリジナルのカシミヤセーター・カーディガン。選ばれた方にはプレゼントいたしますので、販売開始前に実際に手にし、触れて、着ていただきます。「試着」ではなくあなたのワードローブの中の一着として迎えてもらい、お手持ちのお洋服と合わせて着てみてください。1日着て一緒に過ごしたら休ませて、また別の日に別のコーディネートで着て、ブラッシングなどのお手入れをしてみてください。つまり、あなたの他のお洋服と同じように着回して、愛着を持って接していただきたいのです。
そして、手触りや着心地、サイズ感、どういうコーディネートが良かったなど、あなたの感想やご意見をぜひZUTTOに教えてください。いただいた感想はZUTTOのサイトやメルマガに活用させていただきます。
好きなアイテムを選択してご応募ください
カシミヤクルーネックセーター3色、ボタンレスカーディガン3色の合計6アイテム展開(ワンサイズ、Mサイズ相当)ですので、計6名を募集いたします。どのアイテムの何色を着てみたいか、応募フォームで好きなものを選んでくださいね。
ご応募多数の場合は、恐れ入りますが抽選とさせていただきます。もし今回選ばれなかったとしても、今後別のアイテムやプログラムのアンバサダーとしてまたご連絡させていただくことがありますので、その際はご協力いただけますと嬉しいです。
応募条件:
・ZUTTOの会員であること(登録無料)
・カシミヤアイテムをお送りした後、ZUTTOへフィードバックをくださる方
・ZUTTOブランドを一緒に作り、広げてくださる方
応募期間:2024年9月23日(月)〜9月29日(日)
当選者発表:10月3日(木) ※当選者にのみメールにてご連絡を差し上げます
‘24/09/17 vol.4
定番デザインでつくりたい
今回モンゴルのカシミヤでつくったのは、クルーネックセーターとカーディガンの2型です。
洋服を長く着るための要素の一つに「デザイン」がありますが、やはり定番ものが一番だと考えた上でのラインナップになりました。セーターといえばこういう形だよね、その想像の延長線にあるデザインになっています。年代問わず着られて、毎年ワードローブから出してきても違和感がないのはそういうデザインです。ましてやカシミヤ。シーズンで使い捨てるのではなく、時を重ね表情の違いを感じた上で尚大事にしていきたいと思える、そんな一着を目指して。
まずは、糸とゲージのお話を。
2アイテムに共通しているこのカシミヤニット素材は、26番手の双糸を12ゲージの片畦で編み立てています。具体的に説明していきますね。
26番手:1gあたりの繊維を伸ばすと、どのくらいの長さのニット糸になるか、ということを表していて、26番手の場合は「1gのカシミヤ繊維を26mに伸ばした糸の細さ」ということです。数字が大きければ大きいほど細い糸となり、26番手は比較的細い番手として扱われます。しなやかさと上品な表情が生まれ、ニットウエアとして着やすい厚みになる糸です。
双糸:糸を2本撚り合わせて1本にした糸のことを双糸といいます。2本を撚り合わせることで強度が生まれますが、ニットに求める柔らかさや風合いを実現するためには撚りが強すぎてはいけません。反対に撚りが甘すぎると繊維が抜けてしまうので、強度と柔らかさのバランスを取るためには長い繊維を使う必要があります。お分かりでしょうが、カシミヤ繊維の長さはここでもメリットとなっているんですね。
12ゲージ:ゲージとは、編み目の大きさのこと。12ゲージは目が詰まったハイゲージニットと呼ばれる部類ですが、ハイゲージの中では編み目は大きい方です。なので薄いアンダーの上に一枚で着ても体の線を拾わない安心感がありますし、コートの中に着てもぶくぶくすることなく、ちょうどいい塩梅に。
片畦編み:ニットに表情を与えるのはその編み方です。片畦は、編み目が立体的に見えどちらかというとカジュアルな印象ですが、カシミヤのほわほわとした繊維がその凹凸を埋めるように、ウールには出せないカシミヤの片畦編みならではの表情になりました。伸縮性が出ることもこの編み方の利点です。
3色のバリエーション:NATURAL BEIGE、DARK GREY、BORDEAUXの3色を準備しています。奇をてらわず、長く寄り添ってくれるであろうカラーを選びました。この中でもNATURAL BEIGEは染色していない、カシミヤ山羊の毛そのままの色で、その分柔らかさも一番実感できます。
モンゴルカシミヤ クルーネックセーター
身頃は少々丸みを持たせ、カシミヤニットが持つ優しい空気感に寄り添うシルエットを意識しています。
こだわったのはクルーネック部分で、スウェットのように少し詰まったデザインにしています。一枚で着ても首まわりが寂しくならず、ロンTを重ね着しても首元にチラッと見えるように。加えると、脱ぎ着する上でセーターに一番負荷がかかるのはネック部分なので、長く着るためにその部分が伸びにくいよう配慮したということもあります。
カシミヤ素材自体は届いた段階で柔らかく風合いのある仕上がりとなっていますが、セーターとしてのサイズ感は着ていくうちに次第に目のテンションがゆるまり、自然なフィット感になっていきます。ぜひ大事に育てていただきたいと思います。
モンゴルカシミヤ ボタンレスカーディガン
カーディガンに関して、定番品と少し違うのは「ボタンレス」であること。その名の通りカーディガンの前を留めるボタンがありません。カーディガンはボタンが付いていて前を閉めることができるのが一般的だと思いますが、今回はその要素を無くしました。
なぜかというと、そのほうがシルエットが綺麗だったからです。ボタンがあるともう片方には対となるボタンホールが存在し、どうしても前身頃の一部が重なることを前提に設計しますが、それがないことでフロントがよりシンプルになり、ニット生地の落ちるラインが出ます。
ボタンがない代わりという訳ではありませんが、デザイン要素として左右にポケットを付けました。ニットなので重いものは入れられませんが、リップやイヤホン、ヘアゴムなどを忍ばせてください。
2枚合わせてセットアップに
クルーネックカーディガンとボタンレスカーディガンを合わせて着ると、セットアップが完成します。最近はアウターがとても優秀な上に暖冬気味なので寒冷地でない限り中にたくさん着込む必要はありませんが、きっちり合わせた印象が出るセットアップは使えると思います。
※アイテム画像は、1stサンプルです。実際に販売するものとはサイズ感が若干異なります。
FEATURES
カシミヤものづくりのよみもの
’24/08/27 vol. 3
モンゴリアンカシミヤのバランス感。
長く着られるオリジナルのカシミヤアイテムをつくりたいと決意したZUTTOですが、ではどこのカシミヤで、どういうものをつくろうか。バランスの良いカシミヤを探していた中、ご縁があってモンゴルのカシミヤをご紹介いただきました。
‘24/07/26 vol. 1
カシミヤを選ぶ理由。
カシミヤは暖かい。けれど繊細で扱いが難しそう。そんなイメージがあったカシミヤ素材ですが、その一つ一つの理由を探ってみることにしました。まず暖かさの理由から。他の毛のものとは何が違うのでしょうか。
’24/08/08 vol. 2
自然がもたらすカシミヤの機能性と美しさ。
カシミヤの機能性はなぜ「長く愛用する」という点につながるのでしょうか。ポイントは「普遍性」だと考えており、時代や流行、年代に左右されない上品な輝きは何年経っても色褪せることがありませんし、使いこむほどに味わいが増し着る人との絆を深めていく素材だと理解を深めていきました。
Gallery
Cashmere Crewneck Sweater & Cardigan